さとうあきこの活動・育児日記

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県知事へ「保育制度を守れ」の要請

県知事へ「保育制度を守れ」の要請_f0004698_114377.jpg 県労連が行った、保育制度についての県知事への要請に参加しました。保育士さんや、学童保育の指導員さんなども参加しました。県当局からは、担当部次長ら3名が対応しました。
 要請項目は、「公的責任の縮小や最低基準の規制緩和につながる計画は中止するよう政府に働きかけてください」「認可保育所の新・増設を」「学童保育の設置基準の確立と拡充を」「児童相談所、児童養護施設の充実を」「保育士、指導員の処遇改善を」など7項目。
 参加した保育士さんが、「政府が行おうとしている『子ども・子育て新システム』は児童福祉法24条の、保育する自治体の義務や、それにつながる最低基準を後退させ、子どもをもうけの対象にする。保育経営も不安定化し、子どもの発達が保障できなくなる」とするどく指摘。
 別の保育士さんの「朝登園したら、一日の保育内容を子どもたちと話し合いながら、毎日のくらしを作っている。新システムになって、ある子は午前中4時間、この子は10時から午後2時となったら、集団保育の良さがなくなる。子どもの保育園のくらしを見てほしい」という発言も、実感がこもっていました。学童保育の関係者から、「新しい制度で補助のしくみがどうなるのか、明るいきざしがまったく見えない」との声もありました。
 県当局は「そうした不安の声を国へ届けていく」と答えました。
 話し合いの中で当局が「必ずしもパートの人が4時間しか預けられないというものではない」と述べたので、私は、「示されている新システムは介護保険に似ている。介護保険も施設が不足する中でスタートし、結局介護度の重い人から施設に入り、施設側には介護度に応じた給付が来るため、軽度の方は実態としてはいれない。保護者の立場からみても、認定以上の利用は自己負担となったり、これまでは市に申し込めたのが、断られればいくつもの園をまわる『保活』が必要になる不安がある。県と市が認可保育園を増やしてきていることを評価している。今後もこの方向で待機児童をなくしてほしい」と述べました。
by s-akiko01 | 2010-10-29 11:22 | 活動あれこれ

2002年4月と2005年4月と2013年5月生まれの3人(ゆうかポン・こうくん・そうっち)の子育て中。山形市青田在住の日本共産党市議、佐藤あき子の日記。


by s-akiko01