2010年 02月 11日
第38回山形平和集会
中央公民館で第38回山形平和集会が行われました。
尾花沢市出身で、熊本大学教授の小松裕氏が「『坂の上の雲』を斬る!」と題して、次のような内容の講演を行いました。
司馬遼太郎が「坂の上の雲」の新聞連載をはじめたのは、「明治百年」キャンペーンで行われた、建国記念日の実施と同じ1968年であり、今回韓国併合百年にあわせてテレビドラマ化することの問題や、現時点の歴史研究の到達点に立って見たときの歴史認識の誤り、ジェンダーの問題、英雄史観などの問題点を指摘しました。同時に、歴史学の新しい到達点から、歴史小説を批判することや、多様な歴史観を認めないことには問題があるとして、民衆を主人公にした歴史像を対置することが必要と述べました。司馬遼太郎自身が、「ミリタリズムを鼓吹する」恐れがあるとして映像化を拒んだ経緯についても説明しました。
集会は最後に集会宣言を一部修正ののちに採択し、閉会しました。
尾花沢市出身で、熊本大学教授の小松裕氏が「『坂の上の雲』を斬る!」と題して、次のような内容の講演を行いました。
司馬遼太郎が「坂の上の雲」の新聞連載をはじめたのは、「明治百年」キャンペーンで行われた、建国記念日の実施と同じ1968年であり、今回韓国併合百年にあわせてテレビドラマ化することの問題や、現時点の歴史研究の到達点に立って見たときの歴史認識の誤り、ジェンダーの問題、英雄史観などの問題点を指摘しました。同時に、歴史学の新しい到達点から、歴史小説を批判することや、多様な歴史観を認めないことには問題があるとして、民衆を主人公にした歴史像を対置することが必要と述べました。司馬遼太郎自身が、「ミリタリズムを鼓吹する」恐れがあるとして映像化を拒んだ経緯についても説明しました。
集会は最後に集会宣言を一部修正ののちに採択し、閉会しました。
by s-akiko01
| 2010-02-11 23:23
| 行事